前立腺がんが増えているようです。
私が豪州パースで前立腺がんが見つかったときに、
専門医のミスター・イングランド医師が私に「国籍は」と問いました。
日本だと答えると、「検査をしてみないと分からないけど、日本人なら
多分大丈夫かも」という。
当時(2005年)のデーターでは、「アジア人は豆腐をよく食べるし、
日本人は納豆もたくさん食べるので、前立腺がんにはなりにくい」という
ことだったようだ。
だが、結果的には私の場合は隣の器官にまでがんが浸潤しており、手術すら
できない状態でした。
パースに移住して14年目でしたから、食生活は欧米スタイルで、肉類摂取が
多くなっていたからでしょう。
最近、日本で前立腺がんが多発しているというのも、同じ理由で説明が
つきます。
また、前立腺がんが<見つけやすくなった>ことも一理あるでしょう。
血液検査でPCA数値を調べれば、ほぼ見当がつくからです。数値が(3)を
どれだけ上回っているかによって(生検)を勧められ、生検によって
(病理検査)に回されて、がんであるかどうか、どれほど進んだがんかも
判別できます。
日本泌尿器科学会は(積極的なPSA検査を勧めています)が、厚労省は
勧めておりません。
その理由は、前立せんがん患者を作りすぎるからということです。
ここからが、肝心の点ですが、明日書くことにいたしましょう。