中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

前立腺がん・ホルモン間欠療法(1)

 私は、日本ではあまり行われていないホルモンの間欠療法を実践し
 ております。3月現在でPSAは、0,235です。
 これまでに何度も書いてきましたが、今回初めて読むというかたも
 おられるでしようから、書きますね。
 
 前立腺がんではホルモン療法はなくてはならない治療法でもあります。
 日本ではリュープリンが多く使われていますが、ゾラデックスというのも
 ありますね。どちらも同じようなものです。
 以上の注射とカソデックスなどの錠剤を併用するのが一般的です。
 駐車は3か月に1度の3か月タイプと、1か月ごとに打つ1か月タイプが
 あって、どちらでも構わないのです。
   問題は・・・ここからです。前立腺がんと診断された患者の中には、
 病理診断の時点での誤診?と思われるものも決して少なくありません。
 前立腺がんの情報は既にお持ちでしょうから、ここでは私の考え方を
 書くことにします。
  前立腺がんが疑われたら、前立腺の10カ所以上を針生検によって組織を
 採取し、がんの組織診断を行います。前立腺は、クルミぐらいの大きな方を
 していますが、その周辺部分に針を打ち込んで組織をとるのです。
 以前は8本という病院もあったらしいですが、最近では12本打つのが普通に
 なっているようです。
 私の場合は、12年前にオーストラリアで12本でした。入院もしないで、自分で
 運転して行って、帰りも運転したのですが・・・痛かったですね~~。
  針生研の12本のうち、何本から「がん組織」が見つかったかどうかも知って
 おくべきです。自分の病気なのに、そんなことも知らないという人が意外と多い
 のです。
 組織診断では、悪性度 (高分化:G1、グリソンスコア3+3=6、中分化:G2、
 グリソンスコア3+4or4+3=7、 低分化:G3、グリソンスコア4+4=8以上)と
 進展度(限局がん:A、B、 局所浸潤 がん: C、進行がん:D)などを調べます。
 自分のグリソンスコアもしっかり把握しておきましょう。 そんなもの知らない
 と言う人が多いものです。
 前立腺近くへの浸潤がんがあるかどうかも、知っておくべきです。
  (つづく)