アメリカのメジャー野球は、色んな意味で進化が著しい。
もし、20年ほどメジャーを見ていなかった人ならば、なんじゃこりゃと思うかもしれない。
特に危険なプレー防止で選手を守ろうとする姿勢はとても明確だ。
二塁への盗塁の際に足を上げて相手の選手を傷つけないように禁止になっている。
また、ホームベースへ滑り込む際にも厳しく捕手を傷つけないように改めた。
4球で歩かせる場合でも、投手の負担が少ないように申告4球ができるようになった。
これらは全て日本プロ野球にも採り入れられている。
カウントも、昔風の(ワンツー)は、1ストライク、2ボールではなくなった。
カウントは、ボールの方を先に言う。
最もすごい変化は、ジャッジの判定に対して異議を唱えて、カメラが捉えた映像で確認出来ることだ。
日本でもやってはいるが、同じようにみえて全く違う。
メジャーの場合は、MLB機構が全球場に多くのカメラを設置し、あらゆる角度から見ることが出来ることだ。
日本の場合は放送用カメラをあてにしていて、機構の自前の施設ではない。
現在、マイナーリーグ(各球団は傘下に5糾弾持っている)で、ストライク、ボールの判定を人から機器に変更するためのテストを行っている。
実は保守から投手へのサインが盗まれるのを防ぐ機器もマイナーリーグで実見を行い、好評であったので、今シーズンからメジャーでも使用認可になった。
キャッチャーがリストバンドの機器から球種とコースを送ると、ピッチャーの帽子の中から、英語及びスペイン語で音声が流れて投手に伝わる。
野手の3人まで同じ機器を使うことも許されている。
ミットの下で隠すようにサインを送る姿は,間もなくまったくない姿を消すかも知れない。
どんどん変わる。
選手の打撃法も変わり投球術も変わっている。
秋山選手は、それに気づきバットを替え、体力増強に努めたのだったが、駄目だった。
今の時代の一番バッターは、大谷がそうであるように、ホームランが狙える強打者を求めている。
そういう意味では、日本のプロ野球とメジャー出入り大きな違いはあるが、鈴木誠也選手が週間MVPになったように輝いている。