中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

大船渡の監督の決断は凄いと思う

  大船渡高が岩手県の決勝戦にエースの佐々木投手を出さなかった
ことで様々な意見が出ているという。 人はそれぞれの意見を持っていて
よいのだが、この件で強い批判を浴びせている人たちの気持ちは分からない。
 佐々木朗希投手は160キロのボールを投げられる・・・と言って、すべての
投球が160キロになるわけではない。ここぞという時に投げられるということだ。
 彼は2試合前の試合で延長戦すべてを投げ200球近いボールを投げた。
 ご存じのようにメジャーリーグでは基本的に球数を100球としている。イニング
の間にベンチ前での肩慣らしもさせないほどの徹底ぶりだ。
 メジャー野球に多くの選手を出している中南米の国々も中学生辺りから球数
制限を徹底しているようだ。選手寿命を考えれば、無茶な投球をさせないで
守ってあげるのが監督の責務だと思うが、日本ではチームが勝つことが第一で、
個人は無視される・・のだろうか?
 佐々木君の将来を考えると、今回の監督の判断は間違っていないと思っている。
今後の高校野球は、投手を数多く育てることが求められるだろう。 野球は変わり
つつあるという現実に目を向けてほしいものだ。