昨日、凄い話として少しだけ書きました、スライス羊羹の話の続きです。
京都の老舗和菓子屋さんでも羊羹は売れなくなっているのですね。
神戸のデパートでも、居並ぶ和菓子屋の中で羊羹はあまり売れているようには見えなかったので、時代の波かなと観察していました。
さて、その老舗和菓子屋さんの羊羹の売上は、年間7万5千円だったと言います。
百貨店から新製品をと言われて考え出されたのが、スライス羊羹です。
以前に2歳の子供が、パンにあんこを塗ってと言われたが、冷めたあんこはパンに塗りにくいので、羊羹をスライスして2枚載せて焼いて上げたら、美味しいと子供が喜んだことを思い出したのが、新製品を作り出すきっかけとなったとか。
もちろん、新製品のためにいろいろ試作したものから、2つを選び出したようです。
スライス羊羹は2、5ミリ厚だそうです。
この新製品の売上が、従来の羊羹の千倍だと言うから驚です。7千5百万円ですよ。
彼女の経歴の裏に、このような新製品を生み出した背景があるようですが省きます。
要するに、知恵を磨けば道がひらけるという事でしょう。