中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

早い梅雨入りで困っている人たち

5月の初め頃だったか、5月に雨が多い年は、麦わら梅雨などと昔は言われていたと書きました。

麦の刈り入れ時に雨が続くと農家泣かせだった事情も書きました。

近年は麦の栽培は殆どないのですが、どうしてでしょうか。

昔は、米に麦を混ぜて炊いていたのですが、今どき麦飯などは知らない人の方が多いでしょう。

小作農の場合は、作った米の多くを地主に渡さなくてはならず、戦時中は供出という制度もあって、農家が食べる米が足らないために、麦を作って補っていたのです。

麦も精白し、押し麦といって、麦をローラーで潰したものを米と混ぜて炊いたご飯は、まずまずでしたが、精白も十分でない丸い形の麦を混ぜて炊いたご飯は美味しくなかった。

米だけの、銀めし、を食べられたのは年間二十日間も

なかったような気がします。

自作農と小作農では、そういう面でも食事事情が違っていたのです。

今ではあり得ない事情です。

今頃は、新玉ねぎの収穫時です。甜くて美味しい

淡路島の新玉ねぎ、半分に切ってチンするだけで

美味いですよ。