中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

絵入り日めくり言葉から(1)

今日は5月1日です。

数年前に友人からいただいた絵入り日めくりに書いてある言葉から、様々なことを書き巡らそうという新企画です.5月の末までつづけます。

 

今日の言葉は「きっと明日は晴れるから」

お天気は地域によって異なりますが、この言葉は

気象のことだけを言っているのではないでしょう。

どんなに曇り空のような気分の日が続いても、きっと明日ははれますよという励ましの言葉だと思います。

例年5月はお天気が良いのですが、今年はいまいち

安定していませんね。5月に雨が続くと、麦わらつゆ、などと昔は言いました。

5月は麦の刈入れ時期なので、刈り取って乾燥させていると気に雨が降ると麦が台なしになってしまいます。

農家は天候によって収穫が大きく左右されます。

田んぼで乾燥した麦を家まで運ぶ作業も大変です。

そしてそれ以上に大変なのが麦わらコキと言って、

櫛状の機具の中に一握りの麦の束を投げ入れ、そして引っ張ることで麦の穂をひきちぎります。

麦は米のように脱穀は簡単ではありません。

麦の穂にはイガイガが沢山あって、この作業中に全身にイガイガがつきまとい不快感100となる。

 

穂をひきちぎった後の麦ワラを束にして、我が家では屋根裏に詰め込んでいました。これは、夏の断熱材の効果があったでしょう。しかしまた、麦わらの中で育ったムカデが、天井板のすき間から落ちて来るのには辟易したものです。

この麦ワラを風呂の焚き物として使っていて、それは私の役割でもありました。

火力は強いのですが一瞬に燃えてしまいますから、手を休めることができません。

そんな中で、焚火の明りで英語の勉強をしていました。なにしろ、家で勉強すれば怒られるのですから、こういう時しか出来なかったのです。

今の小、中学生と大変な違いですよね。

風呂の水も、下にあった池から汲み上げます。

木の桶に水を入れ、天秤棒電担いで、35度も

あろうかという急坂を昇るのです。過酷な作業でした。大型連休のある現在と較べると、別の時代に来たのかと思えるほどのちがいです。