中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

地方都市にウイルスが持ち込まれると何が起こるのか

 他県に行くな・・と、呼びかけてはいるが、要らぬお世話だ、

どこに行くのも勝手だろう・・・・と言われてしまえば、それまでだ。

感染者を出さないように必死でがんばっている地方の市などは

なにを恐れているのかということを知らないからこそ、勝手だろう・・

という言葉になるのであって、地方の市が、必死になって守って

いる状況を知れば、いくらかは理解していただけるかも知れない。

 感染して重症化した場合、減圧病室に入れなければならないが、

減圧病室というものを持っていないところもあれば、2病室しか

ないという「市」が多いです。 GO TOなどで若い人たちが明るく

陽気に地方に来てくださるのを謝絶しているのではなく、ご自分が

知らないうちに「運び屋」となって持ち込まれたウイルスに地方の

だれか科が感染して、やがて高齢者に感染した場合、一気に

減圧室が不足するという事態に追い込まれてしまう。一気に医療

崩壊が起こってしまうのです。 こういう事態になった場合のことを

想定してみましょう。 例えば大雨が降り、洪水になった場合などは、

政府が自衛隊を出したり、何らかの支援をします。 しかし、ウイルス

に感染して減圧室もない、医師もいない、医療器具もないという時に、

政府は支援しないのです。してくれないのです。

 だからこそ、地方の小さな市ではウイルスによる感染を恐れているの

です。 だれも助けてはくれないのに、その町の医療崩壊が起こって、

他の様々な病気を持っている患者たちにも迷惑をかけることになって

しまうのです。 そういう場合、政府が緊急的に減圧病室を10室作って

やると言ったとしても(言わないのだが)医師、看護師、医療器具のすべて

を携えて派遣してくれるわけではない。 そういう点では天災の場合と

まったく違った状況になるのだということを、しっかり理解しておいて

頂きたいのです。  だからこそ、無意識の運び屋にならないで・・・・

と、お願いしているのです。