中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

意義のある金の使い方、国民の守り方

 医療現場で使われるマスクやガウン、人工呼吸器などの不足が

今回ほどクローズアップしたことはない。まさかの新型コロナ禍

だったとはいえ、医療の最前線で必要なものが不足し医療崩壊

なりかねないというのは大問題だった。 ところが実態が分かって

みれば無理もない。ほとんどの医療品が海外に依存していたという

ことだった。海外といっても多くは、お隣の中国なのだが・・。

医療用商社が中国に医療用高機能マスク「N95」発注しようとしたが

駄目だった。 欧米の各国は、政府自ら100万枚単位で中国企業から

買い付けを始めていたので品薄になっていた上に価格も高騰していた。

 日本政府は金のことばかり考えていて、軽快さがない。安倍首相の言う

スピード感など全く働いていない。物がなくては金があっても仕方がない。

その頃、全国の幼稚園やなどからお金より、早くマスクを届けてよ!!と

いうアピールがあった。足りなかったのは医療現場だけではなく民間用の

マスクも手に入らなくなっていた。

政府はなにも動いていない。予算だけ組んでも、それぞれの現場に届け

なければ意味がない。 この現象は、すべての現場に通じている。

今回の苦い経験を生かし、政府は「一旦緩急ある場合は何をすべきか」を

肝に銘じてほしい。国民にとって最も必要なものは国内生産で確保する

ことを忘れないでいてほしいものだ。 高度医療用ベッドを20万床も減ら

そうと法案を出していたことを、恥と思っていただきたい。

国民を守るということは、どんなことなのかを、今一度考えてほしい国会

議員さんたちである。金の無駄使いではなく、意義のある使い方である。

昨日書いたように、今日の株価が上がった。金持ちはこれから、有り余って

だぶついた金をとり合うのだろう。 貧乏人は、金策で走り回り、それも

できなかった人は、どこかに去っていく。 最貧層など、政府には見えないの

だから。そういう意味では・・ブラジルと同じことだ。