中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

新型コロナウイルス・妻との会話で思ったこと

 今日は、東京都でこれまで最高の143人の感染者が出た。急カーブは

とどまるところをしらない。それでも、医療機関から検査を求めても

7割は断られているというから・・数字はほんの一部に過ぎない、氷山の

一角というわけだ。 海の上に見えている氷山よりも、海の下にある部分の

方がはるかにおおきいのだが・・人は見える部分だけしかみない。

  私は、新型コロナウイルスが12月8日に武漢で発生したころから

注目してきた。ちょうど香港の騒動があったころで、香港の人たちが、

変な肺炎を起こすウイルスを播かれるのでは?などと発信していて

関心を持ったというわけだが・・。 

 とにかく、それから・・ずっと追い続けている。PCに一日中へばり

ついている私を妻は冷ややかにみていた。 2月も終わろうとした

ある日に、ちょっと厳しく妻に「もう少しは、この問題に関心を持って

みてはどうか」といった。 それでも・・あまり関心を示さなかった。

ところが、3月に入ってからの感染者数増加で、にわかに関連番組

をみるようになり、いまでは、「新型コロナ」に関しては一応のことが

分かるようになっている。  ところがだ・・昨夜の話の中で、こんな

ことは私の一生の中にもなかった頃だから、SARSのことは知って

いるけど、こんなに恐ろしいことにはならなかったし・・・ね。という

ので、しかし・・スペイン風邪の話は知っているだろう?ときくと・・

全然知らないという。  まあね、妻が生まれるずっと前のこと

だし、私も生まれていなかったが、、それでもスペイン風邪のことは

知らないはずがない・・と思っていたのだが。 そこでちょっと紹介。

『1918年から1920年に流行したスペインかぜは,全世界で患者数

約6億人で,2,000万から4,000万人が死亡したとされている.スペイン

かぜはヒトにおけるA型インフルエンザウイルスによる流行であることが,

後になってからではあるが,科学的に確認された最初の事例である、

A型インフルエンザウイルスは元来鳥類を中心に保有されていたウイ

ルスで,少しずつその遺伝子を変化させ,現在流行している香港型や

ソ連型に変異してきた.最近問題視されている鳥インフルエンザウイ

ルスはA型の1つであり,濃厚接触によるヒトへの感染例が報告されて

いる.さらには,鳥インフルエンザウイルスがヒトや他の動物のウイルス

と交じり合い,遺伝子を大きく変化させ,ヒトに感染するウイルスに変異

することも懸念されている』

  こんな強烈で悲惨なウイルスのこと鵜を知らなかったという人は

めずらしいが、「私が生まれる前のことだから」と、思う人もいて当然かも。

インフルエンザはワクチンができて、いまではそれほどには恐れられては

いないが、何度も書いてきたようにアメリカでは1昨年に何万人も死んで

いる。 今回の新型コロナウイルスは、インフルエンザの強力版と考えて

もいいが・・インフルより長い遺伝子を持っているだけにより複雑で

強力なものになっているのかもしれない。 コロナタイプには、まだワクチン

が完成していない。 アフリカなどでは、スペイン風邪のような猛威を

ふるう可能性がある。 それを考えると胸が痛くなる。