新型コロナウイルスの感染者が増える中、医師が望んでも検査して
もらえないと不満が出ているが、今日、理化学研究所と神奈川県は、
従来の方法よりも大幅に時間が短縮できる新たな検査方法を開発
したと発表しました。今後、実用化に向けて実証研究を進めていく
ことにしています。新しい検査方法は27日、理化学研究所と神奈川県
が共同で会見を開き、明らかにしました。それによりますと、横浜港に
停泊しているクルーズ船に乗船していた人の検体から新型コロナウイ
ルスを分離し、新しい試薬を使う検査方法の開発を進めた結果、実際の
検体からウイルスを検出できたということです。
従来のPCR検査では遺伝子を増幅させる際に温度を変える必要があり
ますが、新しい方法は、一定の温度で行えるということで、これまで1時間
から2時間ほどかかっていた検査時間を10分から30分ほどに短縮できる
見込みです。 注目すべきは、PCR検査法とは違い、実際の検体を
検査できるということでしょう。 陽性⇒入院⇒(陰性)退院⇒再検査(陰性)
⇒再検査で陽性・・といったパターンがこれまでにあったが、新しい検査法
の場合は・・どうなのか??が注目される。