増えてきて、どうやらこのウイルスの姿が見えてきたようにおもえる。
特徴は(1)感染後に素早く人に移す能力があることだ。サーズや
マーズでは、肺炎に進行してから感染能力を強めていたが、今回の
武漢肺炎の場合は、自分が感染して1週間以内に誰かに感染させる
能力を持っている。また、無症状であっても感染能力を持っていると
いう点だ。 それがこれまでのサーズやマーズとは違う。
だから感染者が多い割には致死率は低い。致死率が低いから安心
かと言うと、そうではない。なにしろ分母が大きくなっていくと
致死率が低くとも、死亡集は増える。 こどもの感染が少ないのも
特徴の一つだ。その理由は分かってはいないが、高齢で持病を
持っていて免疫力の下がっている人の細胞には入り込みやすいのでは
ないかと思われる。 だから、この新型肺炎は、強力な力はないが、
弱り目に祟り目てきな攻撃を仕掛けてくるウイルスのような気がする。
問題は、感染力が「早く」感染者を大幅に増やすタイプであることが
厄介なのだ。抑え込むためには、どうすればよいのか? それが問題だ。
糞便からもコロナウイルスが検出されたということは、抑え込む側から
みれば、とても厄介な問題を抱えたことになる。人は食べなければ生き
ては行けない。食べれば糞便の排泄が起こるのは当然だからだ。
日本においては、第3次感染さえ防げば抑え込みが成功するだろう。
無症状感染者を含めて、徹底的な管理をすることが望まれる。
中国での、今日の新発表はまだ行われていないが、多分・・今日も新たに
2000名を超える新感染者と50名前後の死者が増えるに違いない。
早く収まってくれなければ、世界経済に大きな破たんが来てしまう。
中国だけの問題ではない。なにしろ、巨大マーケットなのだから。