中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

メジャーサイン盗みの被害者にダル、田中、前田も?

 メジャーのサイン盗みスキャンダルは波紋が広がるばかりだが、日本人

3投手も被害を蒙った可能性が高い。

  田中投手の場合 17年5月14日・本拠地でのアストロズ戦 初回に先頭 

から続被弾するなど3本塁打を浴び1回だけで5安打6失点。本人は「そんなに

深刻な悪さではなかったのに」と振り返っていた。サインが盗まれていては

投手はかなわない。 18年4月11日・敵地でのレッドソックス戦 4回までは

10者連続凡退を含む2安打1失点と好投していたが、突如つかまり5回だけで

5安打5失点だった。 19年7月25日・敵地レッドソックス戦 1回にいきなり

先頭から単打、四球、本塁打と投げては打たれ、自己ワーストの12安打12

失点で3回1/3でKOされた。 史上初めてのロンドン興行となったヤンキース

レッドソックス戦でも不可解な打ち込まれ方をして、次のレッドソックス

でも滅多打ちにされた。その時、ヤンキースの投手コーチのロスチャイルド

が「これは、何かある、盗まれているかも」と発言したのを覚えている。

 ダルビッシュ 17年10月27日・ワールドシリーズ第3戦の敵地アストロズ戦 

1回は抑えたが2回に先頭弾を含む5安打4失点とKOされた。
ダルビッシュ 17年11月1日・ワールドシリーズ第7戦の本拠地アストロズ戦 

1被弾を含む3安打5失点で1回1/3で降板した。 以上の試合のすべてにコーラー

が関わっているのだ。

今回のスキャンダルは・・・19年11月12日 米スポーツメディア「ジ・アスレ

チック」に掲載された記事が発端だった。二日後の14日にMLBがサイン盗み

疑惑についてアストロズを調査すると発表。 20年1月7日 ローゼンタール

記者が、今度はレッドソックスが18年にいかにサイン盗みのシステムを構築

したか暴露する記事を発表し、MLBレッドソックスも調査開始。 同13日 

MLBが9ページに及ぶア軍調査結果を発表し、ヒンチ監督とルノーGMの1年間

職務停止、500万ドルの罰金、ドラフト1、2巡目指名権2年間剥奪を発表。

同13日 ア軍オーナーがMLBの処分発表を受け、ヒンチ監督とルノーGM

解任を発表。同14日 レッドソックスがア軍コーチ時代にサイン盗みを主導

したコーラ監督の解任を発表。 同16日メッツがア軍の選手時代にサイン盗み

を主導したベルトラン新監督のの辞任を発表。球団の説得によるもので、

事実上の解任だった。

日本人3投手のうち、一番大きな被害を受けたのは多分、田中投手だろうと

思っている。 まだ・・レッドソックスについてのMBLの調査結果と処分

が出ていない。 コーラー氏はアストロズベンチコーチからからレッドソッ

クスの新監督になった2018年に、いきなり・・ワールドチャンピオンに

なったのだが・・MBLからどんな処分が下されるのか・・注目している。

監督を止めたからそれでいいとは思われない。  野球界からの永久追放が

妥当な処分だと思っているが。2年連続のワールドチャンピオンに関わった

事件なのだから。