中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

笑えない再就職笑い話

 かなり以前に書いたことだが、覚えている人が少ないと思うので

書いておこう。 最近は就職難の時代ではなく、人材難といわれる

のだから売り手市場と言えなくもない。

 景気が悪かった頃の話だけど、首切りが多かった。最近は首切り

などと言う物騒な言い方をしないけど、退職させられるは、やはり

首切り同然だといえるかも。

 中年以降に退職した人には再就職は難しいのは、昔も今もおなじ

だろうと思う。 再就職にあたって履歴書を書いたり面接をうけたり

するが、ある面接で「あなたは何が出来ますか」と問われて「部長

ならできます」と答えた人がいるらしい。実はここが重要なところ

なのです。質問した人は彼のスキルを訊いたのだろうが、部長では

スキルとは言えないだろう。 じつは日本の大学ではあまりスペシャ

リスト教育を行わないで、ゼネラリスト教育を行っている場合がおおい。

西欧諸国ではどちらかと言えばスペシャリスト教育を中心としている。

日本のように経済学部や工学部を出ていても会社にはいればセールス職

に回されるというようなケースは西欧諸国では珍しいのではないかと思

う。 豪州でのことだが私の知人で会計士の資格を持った人がいたが就職

出来ないので日本で英語教師の職に就きたいのだけど・・と相談を受けた

ことがあった。彼は結局、大学に戻り別の学科に入って人生をやりなおす

ことにしたようだった。スペシャリスト優先の社会だなと感じた。

スペシャリストとは、専門家、エンジニア、デザイナー、マーケッター、

プロモーター、ディレクター、営業、経理、法務、研究員 などのことを

いい、ゼネラリストとは、役員、マネジメント層、管理職、プロデュー

サー、総務、人事、事業家、起業家、個人事業主 などのことだ。

 その上でどのようなスキルを持っているかが問われるのだけど、社会に

でてからスキルを増やそうと努力する人が少ないように思える。

 スキルの中にはコミュニケーションもある。今の世の中でコミュニケー

ションが下手では生きていくのが大変だろう・・とおもう。日本の場合

は、大学に入り直して別の学部で資格を取るよりも、スキルを磨いて多く

の能力を獲得する方がいいのだろうな・・。では、お前はどんなスキルを

持っているのかと問われると・・こまるな~。得意は経理だけど、経理

て意外と勘違いされているようだ。簿記ができるというのじゃ、経理とは

いえない。それはスペシャリストの範疇だろうと言われるかもね。

いろんな職種をやれるスキル・・と言うのなら半分はやれるかも。