中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

盛夏の百日紅の花はきれいだった

 昨日は淡路島・佐野にある八浄寺で叔母の35日と49日の法事に
出席した。 体調を考えれば欠席した方が・・とおもうが、最も親しく
してきた叔母なので、なにがなんでも・・と出席した。
 八浄寺はかなりよく知られたお寺である。 先代の奥様が経営
上手で (ご自分でも自慢されていた) 大きく土地を買い増し境内
を拡大し、社寺を建て増し大きく育てた。
 近年婿入りしてこられた僧侶がなかなかの人材のように見受け
られる。 読経時の声が大きくて張りがあって素晴らしい。ご自分の
健康にも良いだろうと思われるが、あれだけの声量の度量だと
ありがたみも増すように思える。
 私のような貧乏人は、このようなお寺のご厄介になることもない
だろうと思いながらも、お堂の素晴らしさや、白い玉砂利が敷かれて
いる境内の百日紅サルスベリ)の木々の花々がとても美しいのに
みとれた。 
 今から40年も前だろうか、元タカラジェンヌだったという当時で60歳
くらいのバーのママがしみじみ語ってくれた話を思い出した。 恋人の
子供を宿してしまったが彼には妻子がいるので産むことができないので
中絶したのだが、その日の病室の外にきれいな百日紅の花が咲いて
いてね・・だから百日紅の花をみるたびに悲しくなるのよ・・・と。
 最近の女性なら産んでいただろうと思うが、彼女の話から考えると
今から80年ぐらい前になるのではとお燃える時代でのはなしだ。
 盛夏の百日紅はとても美しいなと、じっくり鑑賞させてもらった。