中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

NZの銃乱射と白人主義

 NZの銃乱射事件には驚いた。NZは治安の良いところとしての
評価が高い国なのだから。 人間よりも羊の数の方が多いなどと
比喩されるほどのんびりとした国なのだ。
 そういう言う国で銃を乱射して多くの命を奪うなどということを
やった犯人は正常とは思えない。 オーストラリア人が主犯の
ようなのだが、犯行声明には白人の社会を守るだとか、白人の
地を守るなどということが繰り返し書かれているようだ。
 オーストラリアも、ニュージランドも本来は白人の土地ではない。
英国からやってきて、上陸して、そこに英国旗を立てて英国領を
宣言した!!などと、堂々と書いている。 それなのに、いつも間
にか「白人の土地」だと思ってしまったののだろうか。
 アメリカだって同じである。 アメリカは白人の土地ではなかった。
昔、西部劇と言われる映画をよく観に行ったものだった。ゲーリー
クーパーとか、ジョン・ウエインなど西部劇[ウエスタン]のヒーロー
俳優が華々しくインディアンをやっつけるというストーリーだった。
勧善懲悪映画で「悪者」がいつもインディアンであった。
 何のことはない、白人が他国からやってきて、インディアンを攻め、
土地を奪っていくというストーリーなのだった。 そんなえげつない
映画を楽しく見ていたのかと・・・今思うと恥ずかしい。