中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

英国・国民投票のあり方が間違っていた

 イギリスのEU離脱で議会が揺れている。もうぐちゃぐちゃの状態だと
言ってよいぐらいの混乱が英議会の中にみなぎっている。
 EU離脱は国民投票によって決めたのだったが、決めた・・と言われる
英国民だって、今では反省している人が多いようだ。 
 国民投票までの説明が十分になされていなかったし、国民に思い違いを
させた可能性がある。 離脱すれば良いことばかりがあるかのような錯覚
で賛成票を投じた国民も多い。
 あとになって、離脱するとこれほど自分にとって不利な事態が起こるのかと
後悔している人もいる。 いいことばかりではなく、都合の悪くなる人も多くなる
のだった。 政府も議員たちも、離脱に伴う大きな揺れについては考えが及んで
いなかったようなのだ。
 また、国民投票を行う前に「過半数」ではなく、せめて賛成が55%以上とか、
投票率が60%以上などと決めておけばこのような混乱にはならなかった。
 英国は国民投票をやり直す以外に道はないと、かなり以前に書いたことが
あるけれど、詳しい設定をした上での国民投票をやり直す以外に混乱した
状態から脱出できないだろう。