中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

石油はあと何年でなくなるか 2

 先ほど石油ショックの時に、石油はあと40年と言っていたのに
今も尚、あと40年と言っているけれど、いったい何が本当なの?
と言う話を書きました。
 オイルショックの時のあと40年間と言うのが嘘だったからだと
思っている人が・・多分半数以上いるのではないでしょうか?
 そもそも・・石油って何から作られているのでしょうか。太古の
生物の亡骸が化学反応で熟成して石油になるのですが、中近東
の石油は2億年の熟成ものだということです。
 2億年前と言えば恐竜がいた頃です。石炭は植物が炭化した
もので、ガスも同じ地層で採掘されるようです。
 リンゴの実を採るときは、手が届きやすいところから採っていき
ます。梯子とか足場を作るのはあとからですね。
 石油も採掘しやすいところから採っていきます。 1のエネルギー
から100を得られる採算効率の良いところから採掘、採取していき
ます。 そういうことが出来る石油採取が「あと40年」だったのです。
 現在は、より深いところとか、海の底からだとか、シュールオイル
とか、極端な話、100のエネルギーで1しか採れないような採算効
率の悪い状態で石油が採られています。。 このような状態が続く
のは「あと40年」だと言っているのです。 では、そのあとはどうなる
のでしょうか? より採算効率が悪い方法、手段で石油を採るので
しょうが、その頃にはなくてはならない貴重なものとしての扱いに
なるでしょう。 ですから、あと50年~60年後には、ガソリンなんて
手に入らなくなるのではないでしょうか。
 脅しているのではありません。自動車製造会社も、それを知って
いるからこそ、電気自動車の開発に余念がないのです。発電なら
石炭も使えるから「あと100年」持つかもしれませんから。 
石炭は二酸化炭素を出すから・・などと言えるのは、今だけです。
いずれ、石炭を使わなければならない時が来るのです。
 人間は、地球が2億年かけて作ってきた財産を、僅か数百年間
で使い果たそうとしています。 これ・・全部本当の事ですから。
 信じられない人たちは「あほ」と言うことです。