中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「キロクアメ」に注目を

 「キロクアメ」と言う言葉ができた。短時間記録的大雨というのを縮めた
言葉だそうだ。 雨が何日間も続くということは梅雨期には珍しくはないが、
これほどの雨量を伴う長雨は恐ろしい。 しかも、局地的にではなく広範囲
に亘って恐ろしい量の雨が空から降ってくる。 まるで空に貯めてあった
水タンクをぶちまけたような降り方だ。
 梅雨前線に向かって湿った空気が流れ込んだ影響での大雨だという。
 西日本から中部地方を中心に強い雨が断続的に降っている。
高知県内は東部を中心に活発な雨雲が次々とかかり、徳島県との県境
付近の馬路村魚梁瀬は24時間雨量が600mmを突破。3日間で1000mmを
超える大雨となっているのです。
 24時間で600㎜、3日間で1000㎜の雨と言うものを想像したことがあり
ますか? 一日で100㎜を超えるだけで災害が発生する可能性があると
言われます。 100㎜=10センチもの水が、ある地域に万遍なく降るのです。
その雨はどこに向かうのでしょうか?? 水が向かう方向によって災害に直結
します。 いろんな可能性を想像してみてください。 なにもなく・・自然に水が
流れれば・・川に向かいます。川は急激に増水するでしょう。
 水が土に浸み込んでいけば、どこかで土が水を保水できなくなって崩れて
しまいます。 場合によっては土石流となります。
 これほどの大量の水はすべて海へと注がれます。海には大量の泥の混じった
真水が混入します。 魚たちにとって栄養素も入っているだろうが、場合によっては
住みにくくなるものもいるでしょうね。
 そんな・・事を・・漠然と・・考えながら降り続く雨を眺めています。