中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

米・朝 首脳会談(3)を考える...

 (2)で、金正恩氏の正確な情報がないと書きました。
わたしたちが知っている情報はプロパガンダの可能性が
高く正確と言えないかもと思うのです。
 今回、ピョンチャン五輪関連における北朝鮮の政治工作
は1月から始まっております。その工作の一つ一つを見ると
北が取ってきた政治工作が、一つの間違いもなく正確だった
ことが分かります。将棋でいうなれば、一つの指し間違いもなく
進めてきています。
 韓国を「歩」「飛車」「角」の駒のように上手に使い分けて、
相手(アメリカ)の「王」に迫っているのが現状です。
 これは、正恩氏がなかなか強かな政治家である証拠では
ないでしょうか。韓国の文大統領を抱え込み、日米の間に
楔を打ち込み、米朝首脳対談決定では安倍首相を「蚊帳の外」
に置くというしたたかさです。
 トランプ氏は思わず同意してしまったのでしょうが、アメリカの
国務省(外交担当の部署です)の関係者はさぞびっくりしている
でしょうから、すんなりと米朝首脳会が開催できるわけでもない
のです。
 トランプ氏も今ごろは気が付いていて、今後にどんな駆け引きを
やろうかと思案しているに違いない。かれは実業家ですから
損得で計算するでしょう。
 (4)に続く