をする。金さんは飛行機が嫌いなので列車でトコトコと長旅でベトナム
入りし、トランプ氏はフォースワンでベトナム入りする。
前回の会談は、ほとんど何も決めなかったようだったが、今回は何らかの
「決め事」をしなければトランプ氏の顔がつぶれることになる。 前回は
金正恩氏にうまくかわされ、見せかけ外交になってしまっている。
トランプ氏は中国との首脳会談を近いうちに実現して、現在の貿易などの
こう着状態を打開したいと考えているときだけに、その前に北朝鮮との「約束」
もしっかり交しておきたいところだ。
トランプ氏にとって国内的にはぎりぎりの立場であり、このままでは大統領選
も難しくなる。 言うならば、外交面で破れかぶれの大仕掛けで人気挽回を
図るほかない局面に来ている。 中国との交渉延期も、その顕れの一つとも
言えるだろう。 問題は、北朝鮮が核開発を100%断念したという証拠を確認
するための方策を会談で決めることが出来るかどうかだ。 ICBMの廃棄に
ついても同じことが言える。 それらを、あいまいなままでは、「なんだ~」と
言われることになるだろう。