中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

フィギュアースケート・ルール改正へ

 フィギュアスケートでボーナス得点を狙って基礎点が1.1倍となる演技後半に
ジャンプを集中させる構成が多くなったため、国際スケート連盟(ISU)が6月の
総会でルール改正を提案することが23日、関係者の話で分かった。
 ピョンチャン五輪でロシアのザキトワ選手が後半にSPで3回、フリーで7回、
全てのジャンプを後半に持ってきて技術点を大きく稼いだことで、ルールへの
批判が集まっていた。
 演技後半には体力が失われてジャンプが難しくなる。だから後半にジャンプを
いれば場合には基礎点が1・1倍になるルートなっていた。
 ところが、助走なしでも3回転ジャンプができるというザギトワ選手の場合は、
全てのジャンプを後半に持ってきてもやれるという体力がある。今回の五輪では
ロシアのエースのメドベージュワ選手と激しい得点争いになった結果、わずかの
差でザギトワ選手が金メダルを掴んでいる。得点の差は1.31なのだ。
ジャンプを後半に持ってくる回数制限となれば今後の試合展開に影響がある
だろう。非力な日本選手には有利なルール改正となるか・・どうか?
ルール改正にはどの競技の場合でも国と国との間の駆け引きがある。 
水泳の潜水泳法禁止も日本が狙われたし、スキージャンプの場合も体格と
スキーの長さ規定を変更されて不利となった。こんな例は他の競技にもいえる。
突出した国や選手が狙われる場合が多い。 今回はザギトワ選手が狙われた
と言えるのかどうか。
 それにしても、当分の間はザギトワ時代が続くかもしれない。