今日のフィギュアースケートフリーでザギトワが自己ベストの得点で
前回の金メダルのメドベージュワ選手を破って新女王となった。
ザギトワやメドベージュワの演技には文句の付けどころがないというほど
なった世代の人たちには、どうしてロシアが急に強くなったの?と思うかも
知れないが、私は4年前まで「どうしてロシアは弱くなったのか?」と思って
いたのだった。
かつてはスルツカヤという世界屈指の名選手がいた。彼女はGPファイナル
4回、世界選手権に2回優勝している。2002年の五輪で銀、2006年の五輪で
銅メダルを取っている。その後にロシアにも冬の時代と言われる時期があった。
きました。
フィギュア練習の会場の隣にバレエダンスの練習場があるという世界一の
環境を政府が後押していることも大きな要因でしょう。
今日のフリー演技で宮原さんも坂本さんも技術点では大きく負けてはいませんが
演技構成点で大きな差をつけられています。それは素人目にもわかります。
演技から次の演技に移るわずかの時間が得点の違いになっています。
ロシアの二人の演技をじっくり見てください。手足が見事なまでに演技と演技の
間をつないでいますよね。
多くの時間を使って練習できるロシアの環境と、冬用タイヤのテスト用とか、イベント
会場として貸し出さなくてはならない日本の環境との違いを感じます。
そういう中で、日本選手はよく頑張っているな~~と、心から感心しているのです。
神戸には坂本さん、三原さんという素晴らしい選手がいます。紀平さんも神戸に
近いところの選手です。特に紀平さんのトリプルアクセルの完成度は世界一です。
3月に開催される世界ジュニアー選手権に注目してください。