世代を超えて生きている・・と最近になって思うようになった。
時空を超えて、 時を超えて・・などともいいますね。
もちろん映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ほど大げさな意味ではない
のですが・・。
小、中学生たちと話していると、私が遠い過去から来たように見えている
のかもしれない・・と、思えるのです。
小学６年生だとすると１２歳ですね。
私にとっては７１年前です。
７１年前に、もし今の小学６年生が行ったとすると・・どうなる？？
そこには信じられないような光景があっただろう。
クリスマス光景なんて・・多くの地域にはなかった。クリスマスセールなんて
なかった。
正月３日間、開いているお店なんて、ほとんどなかった。
正月は、家族が集まって静かに楽しむものだった。
正月からレストランに行ける今日とは、隔世の感がある。
隔世・・・というのは、世代を超えているんだよな。
正月の遊び方も今とは全くと言っていいほど違うものだった。
男の子は、コマ（私は名人だぞ）女の子は羽子板などだった。
それなに？って、思うだろうな。
４０年ほど前、大阪の住宅街で、コマ遊びをしている男の子数人を見かけたので、
おじさんにやらしてくれる？って、コマを借りてやってみた。何十年もやってないのに
いろんな技ができた。子供たちが「先輩かっこいいですね！」って言ったんだ。
先輩だなんて・・・巧いこと言うな・・と思って、しばらく一緒に遊んでコマの技術を
教えてやった。 今では、コマなんて知らないのかもね。 売ってはいるが、良い
もんじゃないから、技もできないだろう。
風景も、遊びも、食べるものも・・なにもかも・・違ってきている。
８３年も生きると、いっぱいいろんなことを知っているのだから、伝えて、残して
おきたいものだ。
古いことを知るのもいいことなんだよ。
エルサレムなんて・・今でも世界の注目の焦点になっているが、２千年も前から
の話なのだから。
