ウコンと言えば（ウンコではありません）健康食品などで宣伝されている
のでご存じの方も多い。がん治療にウコンの健康食品を毎月高価な金額を
支払って飲んでおられるがん患者さんも、少なくない。
今回、京都大学で「ウコンががんに効く」という研究発表があった。
だが・・・慌てないでください。 健康食品のウコンが効くということではないの
です。
ウコンの抗がん作用は以前から知られていたが、（抗がん作用が知られている
ものはほかにもたくさんある…が）今回は効果を強める方法を開発したという
研究である。
新たながん治療薬の開発が期待される成果で、神戸市で開かれる日本臨床腫瘍学会
で２７日発表される。
この成分は「クルクミン」と呼ばれ、大腸がんや 膵臓（すいぞう） がんの患者に服用してもらう臨床
試験が国内外で行われている。ただ、有効成分の大半が排せつされるため血液中の
濃度が高まらず、効果があまり出ないという課題があった。
体内で有効成分に変わるという。
人の大腸がんを移植したマウス８匹に注射したところ、３週間後の腫瘍の大きさが、治療しない
同数のマウスの半分以下に抑えられた。目立った副作用も確認されなかった。
掛谷教授は「安全性が高く、既存の抗がん剤と遜色ない効果だということで、がん患者の
朗報になればと・・・期待している。
