中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

抗がん剤の副作用を考える

 抗がん剤にはいろんな副作用がありますが、これまであまり
知られていなかった副作用で、最近になって注目されているものに
「なみだ目」になることが報告されています。
 比較的よく使われるTS-1(ティーエスワン)と言う抗がん剤
長期間飲み続けると涙が止まらなくなる副作用が現れるようだ。
成分が涙に出て粘膜を痛めるためではないかと言われています。
放置すると悪化するので早めに対応が望まれるという。
 TSー1以外の抗がん剤で、結膜炎や角膜障害などもあるよう
だが、目への副作用については認知度が低く実態が把握されて
いないようだ。
 抗がん剤は、目にも副作用があるということをもっと知って
おいたほうがよいのではと思います。
 眼瞼痙攣(がんけいまひ)と言う病気も抗がん剤の副作用と
関係がるかもしれません。この病気や顔面痙攣の場合はボツリヌス
毒素を注射し、症状の劇的な改善を得る新しい治療法です。
兵庫医大眼科の三村医師がよく知られた専門医です。
 今夜のニュースでは、乳がん抗がん剤の副作用で93%以上の
患者に頭髪が抜ける副作用がみられ、15%の患者が3年以上
抜け落ちた頭髪が元に戻っていないことが判明したということ
でした。頭髪が抜けることは良く知られていますが、3年以上も
回復しない人がこんなに多いという事実は、初めて分かった
ようです。
 まだまだ分かっていないことの方が多いように、私は思って
います。患者が辛抱しすぎているからだと思うのです。
乳がん抗がん剤の場合、これまで医師は「頭髪が抜ける副作用が
ありますが、一時的なものです」と、説明してきたはずなのです。
本当のことは、医師にも分かっていないのです。