中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

危機感煽りは、やり過ぎだ

政府は、北朝鮮のミサイル攻撃に備えて、韓国在留の
日本人に万一の場合はシェルターに入るように指導する
とか、都道府県にも、万一に備えるように要請するなど
危機感を大いに煽っている。
どういう根拠があるのか知らないが、それほどの危機が
迫っているなら国民にちゃんと知らせるべきだろう。
やたら危機感ばかり煽るのは、森友学園問題から国民の
目を遠ざけ、国会での共謀罪法案審議を有利に運びたい
という安倍首相の魂胆が見え見えである。
首相の意向を「忖度」して周囲のひとたちも「危機感煽り」に
協力しているようにしか…私には見えない。
今日の新聞に「天皇機関説 事件」と言う本の広告が出ている。
半藤一利さんが「この事件こそが昭和史の流れを決した。今と
酷似する状況に慄然とする」と言葉を寄せているが、私もそう思う。
天皇機関説事件を知らなかったという方には、ぜひとも読んで
欲しい1冊でもある。(山崎雅弘著 集英社新書 760円)