中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

化血研・またも問題起こす

 今年はデーター改ざんなどの事件が相次いだ。
マンションの傾きがあったことで、杭打ちのデーター改ざんが
クローズアップれた。あの事件の場合は杭打ちをした契約社員
悪者扱いされたが、本質はまったく別のところにあった。
 今年1年間で最も悪質だったのは化血研問題だと思っているが、
どういう訳か、マスコミはこの問題に甘い対応なのが解せない。
 血液製剤などを不正に製造していたことが問題になったことに引き続いて
必要な届け出をせずに致死率の高い毒素を運んでいたことも判明した。
 熊本市にある製薬メーカー「化血研」は、2007年と今年10月のあわせて
4回にわたり、必要な届け出をせずに強い毒性を持つ「ボツリヌス毒素」を
運んでいたとして、感染症法違反の容疑が出ています。
 「ボツリヌス毒素」は致死率が高く、生物兵器テロにも使われる恐れが
あるため、運搬には、都道府県の公安委員会への届け出が義務づけらて
いるものです。
  化血研をめぐっては、40年あまり前から国の承認とは異なる方法で血液
製剤を製造していたことが大問題なのです。
 この問題発生の前に、私はインフルエンザの予防注射を受けてしまいましたが
化血研のものだったのかどうかが問題でもあります。
  厚労省は今年、国内メーカー4社に3000万本のインフルエンザワクチンの
製造を依頼。このうちの850万本、3割近くが化血研製だということです。