中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

がん5年生存率・病院別データーは信頼できるか?

各新聞に掲載されているのだと思うが「がん5年生存率 病院別データー」と
いうのが発表された。(ネット配信もされていると思う)
さて、この一覧のデーターをどう見るのかということが大問題だと思っている。
早速、妻に見せて感想を聞いてみた。
やっぱり思っていたように・・私たちが住んでいる神戸市や兵庫県の病院の欄を
見ている。
どう思うの?と聞くと・・胃がんの項目では、(生存率%)を見て、K大学病院より
K中央病院の方が成績がよく、H県がんセンターの方がもっと成績がいいのね・・
という感想のようだった。
生存率%の項目だけでは、そう思うのも仕方ないけれど、このデーターを見るには
多眼的な見方が必要かもしれないとおもうのだ。
 たとえば「肝臓がん」の項目の中の国立がん研C東病院の5年生存率は34・9%に
なっていて、同じ国立がん研C中央病院では55・3%となっている。
同じ病院内で、東病院と中央病院では違うがん医療を行っていたのだろうか??
受け入れ患者数も4期患者数から考えても東病院の方が生存率が高くても良いの
ではないかと思えるのだが・・??
 しかし、病期1期の受入数と4期の受入数は書かれているが、2期の患者も3期の
患者もいたはずではないのだろうか?
 1期とか4期とかの判断に違いはないのだろうか?
だから・・生存率だけを見ていると実態が見えないことになりかねない。
詳しい解説もなく、このような一覧を掲載する新聞各社の神経が恐ろしい。
そしていつかまた、こういうデーターが掲載された雑誌や本が出版され、深く考えない
人々を誤誘導するのではと案じている。
新聞yネットの読者には、ぜひ・・ぜひ・・詳しく見てほしいものだ。