中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

私たち夫婦の歯科医(2)

 さて、私たちの歯科医について書いておこう。
 このようなことを書いてもいいのかどうかと迷ったが、ストレート
 なのが私の主義なので書くこととする。
 神戸市東灘区の弓弦羽神社の前に、その歯科はある。
 閑静な住宅街の中で、歯科医の看板らしきものは道を歩いていて
 みえないほどで、玄関にひっそり「稲垣歯科」と掲げられているだけだ。
  先生は若くはないが高齢でもない。以前は神戸中央市民病院に勤務
 されていたようだ。お父様が開業して85歳まで現役でやっておられたという。
  稲垣先生は地味な先生であり、凝り性で熱心な先生だと私は思っている。
 いい加減にしておけないタイプのようで、治療が始まってから、「あっ、
 こんなことになっている・・どうしようかな・・やっぱりちゃんとやっておこう」
 などと独り言を言いながら治療する。
  稲垣歯科には、スペースはあるが治療用の椅子が一つしかおいてない。
 これまでに行っていたいくつかの歯科では4台の治療椅子があり、歯科医は1名、
 歯科衛生士が4名というような配置だった。
 あるいは治療椅子が6つ、医師が交代で5名、歯科衛生士が10人とか
 いうのもあった。
 実感ととして、歯科医に治療してもらう時間より、歯科衛生士が患者に関わって
 いる時間の方が長いようにおもわれる。
  ところが、稲垣先生は100%全部を先生がやる。治療にはしっかり先生が
 携わっている。歯垢を取るのも先生がやる。
 予約時間が比較的よく守られているので待ち時間はすくないが、前の
 患者さんの治療の雰囲気も待合室に伝わってくる。
 私の場合は妻と一緒に治療を受けていたので、妻が治療を受けている
 1時間とか2時間の間、待合室で治療の感じ・・がわかる。
 妻の治療が終わって私が入る。
 「先生、ご苦労様です。歯科医って大変だな~って、思います」
 私の治療が終わると「ご苦労さまでした。」と思わず言ってしまう。
  熱心な歯科医である。安心できる。自分ができないことはやらない
 そうだ。インプラントをやりたいときは、責任を持って安心できる
 先生を紹介します・・・と仰る。
 良い医師医と出会えたことを喜んでいる。妻は長い治療を終えて、「きれいになった
 大満足」だという。5本の差し歯が駄目になったので、治療と差し歯をやりかえた。
 計算はしていないが、多分・・・治療に延べ25時間以上はかかったように思う。