今日、海上自衛隊の多くの艦船が参加した「観艦式」が
行われました。旗艦には安倍首相が乗っていました。
観艦式への一般人の参加募集数がこれまでの最高だった
ようで、国民の「防衛」への関心が高まっていることがうかがえます。
安保関連法案などが「防衛問題」を考えるきっかけとなったのかも
知れない。
私はこのブログで「9・17を忘れるな」と書きました。恐ろしい時代の
流れを感じたからです。今月の月刊・文藝春秋で、立花 隆氏が
「文民統制の危機」と題して書いてくださっている。とても短い文章の
中で分りやすく詳しく書かれているので、立ち読みでもよいからぜひ
お読みいただきたい。
わたしが子供だった頃、大阪湾で行われていた「観艦式」を2度ほど
見た記憶がある。当時は今と違って「戦艦」「空母」があったので
高台のわが家から見ていて壮観だった。
当時は「大きくなったら何になるの?」と聞かれたら「兵隊さん」と
答えるのが常だった。絵の時間には軍艦を書けば5重○がもらえた。
子供たちは誰もが軍隊にあこがれていた。そして戦争が起こり
辛い思いをされられた。 今回の安保関連法案成立も、文民統制
の難しさを思わされる。 軍隊の暴走は、だれにも止めることができ
ないのだ。日本は民主国家とはいうものの、民主主義が根付いて
いない浮草みたいな国家なのだ。また、あの二の舞をやってはいけない。