中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

稲田防衛相の失言は重大

稲田朋美防衛相は都議選の自民党候補の応援で
防衛省自衛隊防衛大臣自民党としてもお願いしたい」
演説した。
この発言の何が問題なの?と、思う人がいるかもしれないけれど
これはとんでもない失言なのです。
戦前、戦中に軍部がどれほど恐ろしい権力を持っていたかを
知っている私には、ぞっとするような思いがこみ上げてきます。
この演説の中で防衛相は、自衛隊としてもお願いします・・と述べて
います。
防衛相の言葉を言い換えれば、軍部としてもお願いしています・・と
言うことになるのです。
軍部が政治に加担すればどんなことになるのか・・は、世界各国の
軍事政権の国を思い浮かべればわかることですが、防衛相とも
あろう方が、そういうことも考えずに発言することこそ恐ろしいのです。
軍事政権とは軍隊が統治を行う形政権のことです。軍の武力を背景に
政治を行う場合にも同じ意味合いで使います。
文民統制シビリアンコントロール)などの抑制が効かない状態になると
軍隊がその国を支配してしまいます。
かつての日本がそうでした。
最近ではパキスタン、タイ、エジプト、北朝鮮などが該当します。