訂正しておきます。大村先生は「毎年3億人を救っている」と毎日新聞(10月6日朝刊)に
書かれていました。
3年前に同じ医学・生理学賞に選ばれたiPS細胞の山中教授は、インタビューの
質問に対して 「実は昨年まで大村先生のことを知らなかったのです。こんな
すごい人がいるのをご存じですか、と伝記を持ってきてくださった人がいて、
それを読んで驚いたのですが、今回ノーベル賞を受賞されて本当に良かった」
と述べておられた。
大村智氏は、これまでに2億人を超える多くの人びとを病魔から守った化学者
でもあるのです。
たくさんの抗生物質を発見していますが、今回の受賞は、その中の一部でもある
フィラリア病治療への貢献が対象になっているようです。
フィラリアは、犬などでは珍しくない病気などで日本でも知っておられる方がいる
でしょうが、日本の場合は人の発症はあまり聞いたことがありません。.
しかし、この病気はアフリカや中南米では、人間の熱帯病「河川盲目症」として
恐れられている病気だそうです。
今回の受賞の対象となったのは熱帯病への貢献ですが、ほかにも大村先生の
お蔭で命を助けられた人が多くいます。
大村先生は、たくさんの種類の抗生剤を作って来られたので、抗生剤のお世話に
なる機会の多い私も、すでに先生の功績の「お蔭」をいただいているのだと
思っています。 先生ありがとうございます。
訳の分からない健康食品の販売に力を貸している名誉教授とは違い、
大村名誉教授の場合は、すでに2億人以上を救っているのですから、凄い
ですよね。 定時制高校の教師から渡米して一からやり直したというのもすごい
ことだと驚いています。早速、大村先生の伝記を注文しました。