中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

イスラム国問題と月刊・文藝春秋

 日本人と言うのは物忘れが速い。だからと言うわけではないが
 歴史にも弱い。
 イスラム国問題が大きく取り上げられた頃には、みんなが大騒ぎ
 している感じだったのに、最近では、何事もなかったような顔をして
 いる。
 あの問題をきっかけとして歴史的にイスラム関連問題に関心を
 持った人もいるだろうと1月15日に、15年以上も前に書いた
 「イスラム/パレスティナ問題」を3回に亘って掲載したが、じっくり
 読んでくださった方がいるのだろうか。
 イスラム国問題が起きたときに、この問題は報じられているような
 底の浅い問題ではなく、歴史的に奥深く難しい問題だと指摘させて
 いただいた。
 毎月10日に月刊文藝春秋を階に書店に行くが、今月は昨日まで
 買い求める機会がなかった。
 昨日早速読んでみてうれしかったというか、やはりね…という思いがあった。
 池上彰さんと佐藤優さんの対談「イスラム国との、新戦争論」に、私が指摘
 した内容が詳しく論じられている。
 また麻生幾さんの「宣戦布告イスラム国VS日本政府」にも触れられている。
 そして、「新聞エンマ帳」の記事の中に「多くをパレスティナ問題にさか
 のぼることができる」(496ページ)と書かれている。
 私がパレスティナ問題を取り上げた趣旨と同じものだ。
 イスラム国問題はパレスティナ問題を視野に入れないと理解できないもの
 なのだ。
 そしてまた、日本が決して足を踏み入れてはならない地域問題であったのだ。
 そこに今回安倍首相が足を踏み込んだということは、今後に大きな諸問題
 を抱え込んだことになる。
 ここで私が書くより、月刊・文藝春秋 3月特別号をじっくり読んでいただく方が
 より詳しく知ることができる。ぜひぜひ、お読みください。