月刊誌の「新潮45」と言う雑誌は上質の雑誌だった。歴史もあるし、この雑誌で
育った文筆家も多い。 そのような雑誌が差別的寄稿を擁護する特集を組んだことで
社長が「あまりにも常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現」だとして謝罪した。
ことを力説していた人だというから皮肉な結果でもある。
雑誌と言えば「月刊・文藝春秋」も最近の編集内容がどうも気に食わない。どんどん
品格が下がってきたと思っている。 売れている週刊誌などに引きずられて品格が
下がっているのかどうか知らぬが、やはり編集する人たちの品格が下がってきている
のではないだろうか。 品格が売れ行きを邪魔するので、品格を下げた方が売れると
言うことなのだろうか。 社会全体の品格と言うものが世界的に下がってきているの
かもしれない。 アメリカもトランプ氏のような人を大統領に選ぶのだから品格とは縁遠
い国になってしまった。
どこかで歯車と言うのが狂ってきたのかもしれない。 歯車が必要な機器が少なく
なって歯車の存在意義も変わった?というのは考え過ぎか。
新潮45の問題記事は読んでいないので論評できないが、差別発言と言うのが
言葉の多くが入っていて・・これではうかつに喋れない・・と言う感じなのだ。
わが妻は、数年前にメニエル症を患ってから一気に左耳が聞こえなくなった。
それを利用して?? 最近は「勝手つんぼ」を決め込んで我が道をゆく。だがこんな
言い方も、今では差別用語になってしまうのだから・・「耳の不自由さを利用して聞こえて
なかったふりをするようになった」と言い換えておこう。