第1話から強烈なインパクトを与えた「明日、ママ」ドラマ。
第2話から3社がスポンサーを降りるという問題が起こり、第3作目からはさらに
2社が降りる。
児童養護施設を舞台にした連続ドラマ「明日、ママがいない」を巡る騒動だ。
過激な言葉が飛び交うこのドラマに、何でも差別とか、競争を避けたがる
今どきのご婦人たちがこぞって反対を表明したからに他ならない。
私は思う。この程度のことで騒ぐなと。
もっと子供たちに免疫力を付けさせなければ、これからの社会を生きてはいけない
と思うからだ。
清潔、清潔と叫んで、清潔をモットーにしていたら、すぐに感染する弱い体質を
作ってしまった。虫が怖い、包丁を持たせると危ない。転ぶと怪我をする、などと
言っていては強い子供は育たない。
このドラマでは、生きていくうえで大切なことを、荒々しい表現で子供たちに
ぶつけているが、社会とはそういうものだ、それを知らないと生きていけないぞと
言っているだけである。
確かに、観ていて心地よいものではない。酔いしれるようなドラマではない。
世間の厳しさをストレートに表現しているドラマだから、グサッと突き刺さるだろう。
しかし、それが社会なのだ。
「あなたはがんですよ」と言われて、へたるようでは、2人に1人ががんになる社会を
生きてはいけないように、子供の時からもっとたくましく育てておこうよ。