中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

ドラマ「ようこそ、わが家へ」

 近頃は面白いドラマが少なくなった。そう思っているときに
 ドラマ「半沢直樹」や「ルーズベルトゲーム」で有名な作家・
 池井戸潤さんの「ようこそ、わが家」がドラマ化されたと知って
 観ることにした。
 駅のプラットホームで、割り込みをした人に注意したことから、
 若者の一家が「逆恨み」?に巻き込まれてゆくという騒動を描いた
 ものだ。
 第1回目の放送を観たとき、嫌だな・・と思った。いつもは控えめな
 若者が勇気を奮って割り込みを注意したことでトラブルに巻き込まれ
 ていく・・・そういうことを言うと、多くの人たちが「やっぱり、見て見ぬ
 ふりをするほうが得策なのだ」と思ってしまうのではないかと。
 事実、そう思った人も多いかもしれない。このドラマが今後どのように
 展開していくのか、原作を読んでいないので私は知らないが、最初の
 くだりを観ただけで、多くの人たちに「刷り込み」が起こってしまったの
 ではと心配する。ストーリーとしては、スリルがあって面白いが・・。
 日本と言う国は「見て見ぬふり」をする人が多すぎるように思えてならない。
 アメリカとオーストラリアで、見て見ぬふりしない人たちをみて感動した
 ものだ。オーストラリアでは、間違った運転マナーがあればクラックション
 を鳴らして注意をすることが慣習ともなっている。
 日本だと、クラックションを鳴らすとにらまれるかもしれない。
 なにが問題か・・・幼児の頃の家庭教育の結果だと私は思っている。
 子供にちゃんと注意をする母親が少なくなった。社会でのマナーのありかた
 を幼児のころから教えられていない子供は、学校で教わっただけでは
 身につかないものだ。
 だから、すぐに「きれる」。 キレるというのは、我慢ができないということだ。
 子供同士、大人同士、大人から子供への注意など、いけないことはいけない
 とはっきり言える社会を作っておかないと・・・・と、わたしは思うので、電車の
 中でも、マーケットの中でも、気が付いたことがあれば指摘するようにしている。
 このドラマが、今後どんな展開を見せるのか・・・池井戸さんの腕に期待している。