中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

日本維新の会と「末期高齢者」

 日本維新の会の橋下氏の案を見てがっかりした。
他でもない、医療費増大を防ぐためとはいえ、若いものも高齢者も
同率負担を求めるという。
 この考え方は小泉元首相とおんなじ高齢者切り捨てだといってよい。
医療費の増大は、国に大きな負担を掛けていることは重々承知であるが、
自分が和かかった時と高齢になった今とを考え合わせたとき、やはり高齢
になるほど病気に罹りやすく医療費の支払いも増える。負担率を増やすと
高齢者はたちまち『早く死ね』と言われているのと同じではないかとも思う。
 国の医療費増大を抑える手立ては他にもいろいろあるのに、その知恵を
絞らないで、負担率を上げようとする軽率な考え方を持っているとしたら、
橋下氏の軽はずみな考え方にがっかりするばかりである。
 国の医療費がやみくもに増大している理由をもっと掘り下げてほしいものだ。
そして、本当に困っている高齢者の負担を増やすなどと言う安易な発想を
やめてもらいたい。
 所得に応じて負担を増やすというならともかく、収入のない、まして病気がち
になる高齢者に負担を強いるとは、とんでもない発想である。
小泉氏が国民保険制度の中で「前期高齢者」[後期高齢者」という言葉を
作り出した。それがどれほど批判を受けたのかを忘れてしまったのだろうか。
 「末期高齢者」という制度まで作り出すのかと言いたい。