原発再稼働・こんなアホどもに任せてよいのか

　いつも、ＮＨＫの良い番組は、多くの人たちが見ない時間帯に放送される

ことが多い。しかし、７月２１（土）の午後９時に放送された「メルトダウンⅡ

福島第一原発事故の真相」は、なかなかにすぐれものだった。

　今夜（火）１０時からのスペシャル「原発事故調・最終報告」は、多くの

人たちに観てほしいものだ。

　これまで報道されてきたものには、どうも納得いかないものが多かったが、

「メルトダウン・・・」の内容は、しっかりしたもので、やっぱりそうだったのか・・

と思わずにはいられない。

　そうなのだ・・やっぱりメルトダウンは回避できたし、あれだけの放射線を

放出することも防げた・・という結果報告を観て愕然とする。

　東電の原発関連は東大卒のぴか一が集まった集団だといわれてきた。

それが、このざまだ。パニックになって、解決策を見出されないまま、時間が

過ぎてゆく。そして水素爆発、メルトダウン、メルトスルーになってしまう。

　現在分かっていることは、まだ何もわかってないということなのだ。

メルトダウンを回避できたかもしれない弁をどうして開けることが出来なかった

のかさえ、まだ定かではない。

　今度事故が起こっても、同じ結果になる可能性だってある。

それなのに、安全という言葉だけで原発の再稼働が始まった。

まだ、何もわかっていないのに、そしてアメリカのように「事故があって当たり前」

という前提に立っての準備さえ整っていないのに、再開だけが優先された。

　言葉悪くて申し訳ないが・・原発関連で働いている人たちが、決して頼りに

なるような優秀な人たちではないということが判明した以上は、「こんなアホども

にまかしておいてよいのか！！」と憤りがわいてくる。

　読者と話が通じ合うためにも、今夜のスペシャルを見ておいてほしいものだ。