中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

やはり「メルトスルー」だった

東京電力は19日、宇宙線を使って福島第1原発1号機の原子炉内部を
調査した結果、圧力容器中心部に核燃料はないと推定されると発表した。
 今更と言う感じだが、やはりメルトダウンではなくメルトスルーだったという
 ことを言っているのだ。
 では、メルトダウンメルトスルーとどこが違うのか。
 核燃料が溶解しても圧力容器内に残っていればメルトダウン
 核燃料が炉心から下に抜け落、圧力容器もすり抜けているのがメルトスルー
 私は、最初からメルトスルーだと書いてきたので、今頃になって東電がこんな
 発表をするのが解せない。
 メルトスルーはなぜ怖いのか・・。
 核燃料が地球の中心部にどんどん向かっているっていうこと。
 核燃料を止めるものはない。止まらない。止められない。
 地殻に向かって進んでいる。地殻と触れたらどうなる?
 誰も分らない。チェルノブイリと福島の2例しかないし、福島のような
 大きな事故は世界で初めてのことだったのだから。チェルノブイリの事故と
 福島の事故では規模が違いすぎる。
 汚染地下水処理もおぼつかない。
 なによりも、避難している「原発難民」が気の毒でならない。
 日本中が、原発事故に無関心になっていているような「静けさ」を
 感じる。恐ろしい静けさだ。