中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

第2の人生(18)

 ゴルフ環境(2)
 オーストラリア全土が同じというわけではないが、ほぼ同じ仕組みに
なっている。ただし金額は、その地域によって大きく異なるようだ。
 メンバーシップ制と言っても会員権などはない。会員権のあるのは半パブリック
ゴルフ場のほうである。
 メンバー性とは、年会費だけで経営しているゴルフ場だ。だから、メンバーは
自分のゴルフ場として愛している。メンバーシップライフをとことん楽しんでいるのである。
 日本の場合と大きく違うのは、クラブ競技の回数だろう。日本では月に数度程度しか
クラブ競技はなかった(今は知らない)が、あちらでは、たとえば水曜日の午前の部と
午後の部、金曜日の午前と午後の部、土曜日の午前と午後の部というように6回も
男性のクラブ競技がある。それぞれスポンサーがついている。女性は火曜日の午前と
午後との2回というのが普通だった。
 日曜日には、ミックスコンペと言って、男女一緒のコンペが午前と午後と2回開催
される。だから、参加しようと思えば、週に8回でも参加できるが、多くのメンバーは
水曜・土曜・日曜の3回参加している場合が多い。クラブコンペの参加費は5ドルとか
10ドルになっていて、参加費以外の費用は不要である。
 クラブ競技のない月曜日とか木曜日などは練習日である。もちろん練習日に行っても
プレー費はいらない。サインをするだけである。
 プレー費は年会費を納めることで、年間に何度プレーしても良いことになっている。
練習日は、人が多くなければ、他の人に迷惑をかけなければ2球ずつ打ってプレー
してもよい。最初は、日本的に考えていたのでこのシステムに驚いた。これは、メンバー
シップ制のゴルフ場だけに許されることであって、パブリックとは、半パブリックコースでは
違反行為となる。
 クラブコンペの楽しみ方は多彩で、日本のように固い雰囲気ではなく、和気あいあい
だ。ショットガンスタートというペレーもあった。プレやーが、各ホールに散らばって、
サイレンとともに一斉にプレーを開始する。ショートホールやロングホールで所要時間は
違うが、ほぼ全員同時刻にプレーが終わるようにという計らいで、終わった後は、みんなで
パーティーを楽しむ仕組みになっている。