私流生き方（１４６） 第２の人生（１）
第２の人生について書く・・と前回に書いた。
ところが、なかなか筆が進まない。もちろん筆を持っていいる
のではなく、キーボードを叩いているのだが・・・
その理由はいくつかある。
これまで、カナダ移住やオーストラリア移住に関していくつか書いて
来たので、それらとダブルことや、オーストラリア・パースに関して
書こうとすると、いったい何を書けばよいのか・・と戸惑うからでもある。
なぜならば、パース在住の１４年間の生活を詳しく書けば、個人名も
書かなくてはならないし、仮に個人名を替えても、読み手には直ぐ分かって
しまうだろう。
パースは人口１２０万を超える都市で、パースエリアと呼ばれる地域だけ
でも東京都より広い。しかし、この地域に住む日本人は約５千人。その内
定住している人は１０００人にも満たない「日本人村」なのだ。
田舎の村と同じで、どこのだれがどうしたとかが直ぐに知れ渡ってしまう
社会でもある。そういう世間の狭さを嫌って「私たちは、日本人とは付き合
わない」という日本人もいる。どれだけ英語が達者なのか知らないが、英語圏
に住んで、日本人とつきあわないという生活が楽しいものとは思えない。
ほどほどの付き合いが一番良いのだが、その社会と深く関わってしまうと
ほどほども難しくなる。
私の場合、ジャパンクラブの会長を２期もあることになったり、社会福祉法人
設立にかかわったりしたので、なおさらである。
それだけに、いろんなことを知りすぎたし、だからこそ書けないしという
ジレンマを持っている。今後、どこまでさりげなく書けるか、トライしてみるが、
今から先が思いやられる。
