今回の不信任案提出は、政治家のなんたるかを知る、またとない
機会となった。
何しろ、やることが汚い。神戸出身の民主党の大物議員のことは
その実態を知っているだけに、どうして彼が党の大ものでいられる
のかさえ、以前から不思議だった。秘書を通じて人に頼むことは
どんどん頼んでくる。こちらが要請をしようものなら、人前で平気で
居眠りを決め込む「たぬき」だった。そんな人が大物扱いされている
ことが不思議だが、今回の政変劇にも登場してきたのには驚いた。
やすべての政党から人材を集めての「挙国一致内閣」またなんでも
ありの「ごちゃまぜ内閣」になるのかどうか見通しもつかない。
自分の立場がどうなるのかと言う、次の選挙に向けての政治家根性
だけが目立っている。
そのために、復興に向けて、やるべき基本法案が止まっている。
復興に際しては新たに作らねばならない特別法案が山ほどあるが、
全く手がつけられていない。すべては政争の中に忘れ去られている
ようだ。国民を何と思っているのか。腹立たしい。
こんな政治家を次の選挙では全員落としてしまいたい。
次には誰が首相になるのかさえも決まっていないのに、菅首相辞任だけが
話題では困ったものだ。次は誰なのか。その人は何をやってくれるのか。
誰がやっても同じではないのか。単に衆参のねじれがなくなるだけで、
今度は数の論理で押しまくろうと言う算段なのか。身勝手な算段ではなく、
災害地復興のための積極的な法案審議を進めてもらいたい。
誰のための国会議員なのか。国民は、自分が選んだ議員の行動を
しっかり監視して、次の選挙でどうするのかを判断してほしい。
バカ殿ばかり選んでも国が滅びるだけだ。
議員が偉い人なのではない。選ぶあなたの方が偉いのだ。国民主権の
原則を思い出してもらいたい。ああ・・・政治家っていう奴は、醜いな。