国民よ目を覚ませ！

いつものことながら、各新聞社による馬鹿馬鹿しい世論調査が行われている。

以前にも書いたが、世論調査と言うのは、設問の出し方によって誘導することが

できるので正確とは言い難い。

 

と言っても、国民の多くは世論調査の結果に関心があり、やっぱり！そうかなどと

思ってしまいかねない。

もちろん世論調査の結果は、設問の内容だけではなく、普段の記事の書き方に

よって世論を導いてしまうことがある。

 

今回の調査結果では、菅内閣の人気度はやや回復と言えそうだが、弱り目に

祟り目の感じは否めない。

党派別支持率を見ると、なんと自民党の支持率が急上昇しているのに驚く。

こんなことを言っては何だが、日本人はこれほど過去を忘れるバカ者が多かったの

かと、いまさらながら嘆かわしい。

 

原発関連や、自然災害関連における各政党がこれまでにやってきた対策なり、

政策なりをもう一遍見なおしていただきたいものだ。

原発関連では、自民党がやってきたことがどれほど杜撰でいい加減だったかを

知ることが出来る。

昨日の、国会においても共産党から厳しい指摘が出ていた。何度も共産党福島支部

から意見書を出していたそうである。その指摘が、今回すべて的中したと言うことだそうだ。

 

共産党は正しいことを言っている。どの政党よりも、この件に関しては、以前から

正論を展開してきた。それは、共産党には、失うものがないからで、どこかに遠慮する

必要もなく正論を展開できる強みがあるからだろうと思う。

自民党も民主党も・・・ほかの党も、企業や労組などから金や票をもらっているだけに

遠慮があって正論を言えないのかも知れない。

 

いずれにしても、原発の事故に備えてこれまでいろんな指摘がなされているのに、

「その必要がない」と決めつけて、各電力会社の言いなりの対策を許してきたのは、

ほかならぬ自民党政権である。

それが分かった上で自民党支持率が上がったのなら、仕方がない。これからの原発事故

も、有権者が責任を取るべきだろう。

知らないで、支持率が上がっているとするなら、もう少し勉強してほしいと願うのみだ。

過去に学ばねば、なにも前進しない。