中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

無縁社会とバレンタインデー

2月14日は、なぜかとても有名になった「バレンタインデー」だった。
商業ベースに乗って、いや・・チョコレートに乗って快調な滑りである。
ひそかに心に秘めている彼に、口では言えないけれど、この日にそっとチョコを上げる・・
そんな日だったような気がするが、今では「義理チョコ」「友チョコ」「マイ・チョコ」などが
流行りで、心に秘めた彼へのチョコは少なくなっていると言う。
現在の若者像がそこにはあるような気がする。
周囲への気遣い、コミュニケーションへの不安を、チョコを渡すことで解決しようとしている
ように思えてならない。
義理チョコなどもらっても嬉しくないと思うが、嬉しがる人もいるようだから、もらう側にも
コミュニケーション不安があるのだろう。
女性同士の「友チョコ」に至っていはなんと言えばよいのかさえ分からない。
一言で言えば、馬鹿らしい!!
こんな国が他にあると思っているのだろうか?
これが世界中で普通に行われている週間だと考えているのだろうか。
テレビ、ビデオに代表されるようなカタカナ英語が英語だと思って外国に行けば恥をかくように
日本でのクリスマスやバレンタインデーの習慣が世界に通じると思っていては恥をかくことになる。
以前、大阪のある大学の国際交流関連学科の生徒たちに講演したことがある。
国際交流をする前に、日本の文化に詳しくなることが大切だと説いたが、あとで教授たちに
「目からうろこの講演だった」とほめて頂いたことがある。
クリスマスや、バレンタインデーなどは、外国を知って日本を知ることの必要も感じる。
国際交流関連学科を掲げる大学が多くなった。でも、肝心のことが分かっていないのでは
ないか。そして、批判を覚悟で言うならば、ワーキングホリデーで外国に向かった女性の
大半が、3ヶ月もしない内に外人の腕にぶら下がっている光景を、これまで嫌と言うほどみて
来たももだ。外国語を習得するためには彼を作ることと思っているようだが、彼らに利用されて
いることにすら気がつかないで、最後に泣かされている。
そして、そんな娘のために莫大な金を出すバカ親のいかに多いことか。もっともっと知って
欲しい現実の話である。