中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

個々の自立がなくては日本は滅びる

このままじゃ日本は危ない。
日本の政治はなってない。
日本の外交は最低だ。
今の学校はどうなっているんだ。教師が悪い。
日本の医療は、医師不足など問題が多すぎる。
などなど、不平不満を持っている人は多い。
先日も病院に見舞いに行ったとき、その患者は言った。
「この病院は問題がありすぎる」と。
そこで、どんな問題があるのかと具体的に聞くと、答えられない。
日本の政治はだめだ、と言う人に、どこがダメで、どうするれば
よいのかを問うても答えは出てこない。
学校問題でも医療問題でも、不満を持っている人は多いが、
だからと言って具体的な問題点をしっかり把握できている
わけではない。
日本の外交のどこが問題で、どのように改善すればいいのかも
答えられない。
 不平不満を述べる人は多いが、その不平を具体的に表現でき
ないし、ましてや代案を持っているわけではない。
こういう人たちは、政治のなにが悪いと問われると「金問題」などと
いう。
「金問題」のなにがどのように悪いのかと聞いても分かっていない。
 新聞やテレビで取り上げられている、問題となっているから問題
何だと言う程度の認識である。
 問題を感じるのならば、なぜ問題なのかをもっと深く考えなければ
何事も改善出来ない。マスコミ報道だけを頼りに意見を述べている
人たちの多くはこんな人たちだ。
 問題を感じるならば、せめてその方面の本を10冊でも読めばいい。
例えば地球温暖化に問題を感じるのならば、その方面の専門家が
書いたものを10冊読めば、いくらか見えてくるだろう。
 外交が問題と思うなら、外交に関する本を10冊でも読んでみればよい。テレビや新聞や週刊誌程度しか読まない人に不平不満を述べる
資格はないと言えばおしかりを受けるだろうか。
 とにかく日本人は甘ちゃんだ。自己の自立がなさすぎる。
他に依存し過ぎて、その結果に不満が生じ、その不満を問題と勘違い
しているようだ。
 がん患者をみても、自分で深く考えないで、医師に全幅のお任せを
しておいて、挙句が不満となって現れていることが多いように思える。
 日本を救おう、自分を救いたいなら、まず自己の確立こそ大切なの
だと言うことを知ってほしいが、そんな人はこの記事も読んで下さらないだろうと思う。
 幼児期の子育ての中に自己の確立を目指さないわが国の育児
方法に大いに問題があるのだが、育児支援システムの中に、これらの要素が入っていないのも現実である。