中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「鎌倉殿」の見方、考え方

今度の大河ドラマには期待しています。

ただ、脚本が三谷幸喜さんなので、面白いが、歴史的に、どこまで描いてくれるのかと心配がありますが。

ドラマとしてだけで観るのなら、三谷幸喜ドラマとして楽しむのも良いと思います。

ただ、私は別の見方もして頂きたいのです。

なぜならば、鎌倉時代に日本という国が生まれ変わったからです。

鎌倉幕府が良かったからと言うことを言いたいのではありません。

あの頃に、中国から遅れること数百年経って、日本に(鉄)が出回り、農業が一気に進歩しました。

農業の進歩で日本が変わると言ってもピンと来ない人がいるかも知れませんが、農業は国の要なのです。

木で作った鍬(クワ)では、土を深く耕す事ができません。

最初は、木の鍬の先端部分に鉄を被せた者でしたが、それでも土を耕す能率は木だけの物より高まりました。

全て鉄だけで作られた鍬などの農機具が発達するとともに、一挙に農業が栄え、それに伴って人口が増えることになります。

中国は、全土が禿山に、朝鮮半島も禿山になってしまったのは、鉄を生産したからでした。

新中国になって植林が盛んになって、元に戻りつつありますが。

鉄の生産が日本に渡り、その恩恵で日本が栄えます。

雨の多い日本は、木を切っても、再び育つから禿山にはならなかった。

鉄の生産には多くの燃料が必要だったのです。

農業が盛んになったことと鎌倉幕府とは大きな関連があるのです。

次回には、それを書きます。