柔道男子81キロ級は世界の層が厚く強豪が揃っていることで知られる。
リオ五輪銅メダルのあと大怪我をして練習に戻るまで一年以上もかかった永瀬選手のはノーシードでもあった。
準決勝でランキング一位の選手と当たったときは、もう駄目かと思った。
なんとか延長に持ち込んだが、押されっぱなしのように見えた。
ところが、汗がバーッと出てきたかと思ったら、突然に動きが良くなり勝ってしまった。
決勝戦はモンゴルの強豪。
準決勝と同じ展開で、妻はダメダメと言う。
私が、永瀬はここからが強いのだよと言っている内に一本勝ちしてしまった。
何という選手だ。どこにあの力が残っていたのだという鮮やかだだった。
妻もびっくりしていた。本当だね、後半に強いんだと。
見ているこちらも金メダルは半ば諦めていたが、本人は勝てると信じて戦っていたのだ。
それだけに忘れられない一戦だった。
日本柔道が4階級連続金メダルは1984年以来の快挙なのです。
永瀬貴規選手感動をありがとう。