大相撲千秋楽。 関脇の正代が翔猿をつき落としで破り初優勝を
飾った。 勝てば新入幕での初優勝に期待が残されていた翔猿だが
健闘むなしく敗れてしまった。 しかし、翔猿の大健闘がとても印象に
残る取組だった。 堂々と真向勝負で正代を追い詰めたときには・・・
勝った!!と思った瞬間だったが・・突き落とされたのは残念だ。
翔猿(トビザル)というニュースターが現れた今場所は、それなりに
見ごたえのある場所でもあった。 翔猿が東京出身であり、ハンサムで
さわやかな感じであることから、若い女性フアンが増えるのではあるまいか。
正代は優勝と共に大関昇進も叶うめでたい場所ともなった。 身体に
恵まれている正代は、今後ますます期待したい。 貴景勝が朝乃山を
破って東の大関の番付けを確保したこともよかった。 貴景勝は身体的に
いろいろと問題を抱えながらも、よく頑張っている。
若貴景が前頭8枚目で11勝を上げながら三賞に選ばれなかったのは不運と
いうか・・・気の毒な感じがする。 今場所は、なかなか味のある場所であった。