二場所前の貴景勝を観ているだけで辛かった。
土俵からスムーズに降りられない。かなりあちこちの状態がわるそうだった。
大ファンだが、これで引退になるのだろうかと心配していたものだ。
先場所は全休し、カド番での優勝となった。
「どすこい研,20」を観ていて、大関の地位がどれほど大変かを知った。
そういう意味で、元大関が平幕で平然としているのが気に入らなかった。
貴景勝は「大関から落ちたら引退と決めている」という。その心意気が素晴らしい。
体調不十分の中、関脇と真剣勝負し、もう一番優勝決定戦で戦うのはしんどいだろうと思う。
平幕15枚目に優勝させるわけにはいかないから、なにがなんでも勝たねばと、立会の変化になったのだろうと解釈している。
新大関と、二場所目の大関が揃って不調だったことを思えば、貴景勝の優勝には価値がある。
貴景勝の唇を見ると、いつも赤い。呼吸器系が良くないのではとも思っている。体調不十分の中で、目いっぱいに頑張っている姿に祝杯を。